筆者について

筆者|松原 幸行(まつばら・ひでゆき)

美術専門学校を卒業後、パイオニア、富士ゼロックスのデザイン部門を経て、2006年にキヤノン・総合デザインセンターに所属し、アドバンストデザイン部門や業務系ユーザインタフェース部門のマネジメント職に従事。

メーカー勤務と並行して、2004年にNPO法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net)の設立に加わり、以後、理事としてHCDの普及に努めてきた。2009年にHCD認定専門家資格を取得。2018年6月にHCD-Netの理事を退任し、現在は評議委員、UXライター

特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構 https://www.hcdnet.org/

職歴

1976~1983年 パイオニア・デザイン室に所属。企画部デザイン室にてカーコンポーネントステレオのデザイン業務(76~81),CATVやレーザディスクプレーヤー等AV機器デザイン業務(81~83)に従事。

1983~2004年 富士ゼロックス・ヒューマンインタフェースデザイン部に所属。業務部デザイン室(*)にて,工業デザイン業務(83~91),情報デザイン業務(91~94),ユーザインターフェース(以下UI)デザイン業務(94~06)に従事し,ユーザビリティー業務(94~98),ヒューマンインターフェース研究(93~98),を兼務。
*1986年以降はマネジメント職
*所属は1984年に工業デザイン研究室.その後ヒューマンインターフェースデザイン開発部に改名.2003年よりUI開発部の傘下に入る。

2006~2015年 キヤノン・総合デザインセンターに所属。ヒューマンインターフェースデザイン部門にてアドバンストデザイン室長(07〜12)、業務・医療システム系ユーザインタフェースのデザイン室長(12〜13)、再雇用にてワークスタイルやUX関連の調査などに従事(13〜15)

教員歴

1980〜1990年 阿佐ヶ谷美術専門学校デザイン科講師
1999年  筑波大学理工学部非常勤講師
1997~2004年 青山学院大学大学院非常勤講師

HCD-Net

2004~現在 HCD-Netの設立に参画し同年より理事・広報社会化事業部 副事業部長
2012~2016年 副理事長
2012~2016年 SF映画SIG 主査
2015~2017 事務局長
2014~2018 アウォード表彰委員会 委員長

その他

・CRXプロジェクト(発起人、1995~2012年)
・TC159 SC4/WG6に所属しISO 13407規格制定に参加(1999年発行)、
・ISO/IEC 24755(モバイルアイコン)エディター(2007年発行)、
・HCDライブラリー(近代科学社)編集委員

著書

『ヒューマンインタフェース』(1998年、オーム社、共著)
『ユーザビリティハンドブック』(2007年、共立出版、共著)、
『SF映画で学ぶインタフェースデザイン アイデアと想像力を鍛え上げるための141のレッスン』(2014年、丸善出版、共訳)、
『HCDライブラリー0巻 人間中心設計入門』(2016年、近代科学社、共著)、
実践UXデザイン -現場感覚を磨く知識と知恵-』(2018年、近代科学社,単著)、他

Gマーク受賞

「Fuji Xerox 8080 J-StarⅡ」で日本グッドデザイン賞部門別大賞受賞(1988)
「CRX Projectの活動」でグッドデザイン賞特別賞受賞(2000)、その他中大型複写機VivaceシリーズなどでGマーク受賞。