コンピタンスの棚卸し

自分の専門性は2, 3年毎にアップデートした方がいい。それと共にやるべき大事な事が三つある。
一つは、専門的な悩みを相談できる信頼できる知人を、年齢を超えて最低10人位は確保すること。二つ目は、専門性が属するコミュニティを成熟させ、発展させる活動にかかわること。三つ目は、仕事以外に頭をリフレッシュできる利害関係の無い人(家族や友人)との交流を欠かさないことである。この三つが欠けていては、いくら専門力を磨いても自分をスケールアップ、スケールアウトさせることはできず、不本意な限界を招くであろう。

ちなみに専門力のアップデートとは、①自分の専門的なコンピタンスや知識を棚卸して、②その時代に求められる内容を確認し、③不足している内容を補うことである。
このアップデートのための三つを行うにも、先の活動を行うことが重要となる。専門的な悩みを相談できる知人を持つことと、専門性が属するコミュニティを成熟させることは、相乗的である。知人と連携してコミュニティー活動を推進できるし、またコミュニティー活動の中で信頼できる知人とも出会える。
仕事のリフレッシュについては、健康も考え、自分に合った方法で身体を動かすのが良いと思う。それを家族や、仕事以外の気のおけない友人とできれば最高だろう。

アップデートを行う際は、HCD-Netのコンピタンスリストを活用するのが良いと思う。このリストのどこが埋められるか、埋められないかを判断していけばいい。専門家認証を受ける受けないは別として、こういう客観的な資料をツールとして活用して欲しい。(了)

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